子どもたちによりよい保育を! 11・3大集会 全国から3500人 東京自治労連からは660人
11月3日、「よりよい保育を11・3大集会」が日比谷野外音楽堂で開かれました。
集会の基調報告では、全保連の実方事務局長が「すすまない待機児童解消と保育者の処遇改善の実態を訴え、今、国が進める待機児童解消策は、子どもを詰め込んだり、保育士の資格の要件を緩和する、無資格の子育て支援員の活用など、子どもの育ちを支えるための条件を規制緩和するもので、保育の市場化を進める国の政策そのものです。入所を希望する保護者も、そこで働く保育者も求めているのは認可保育所の整備です。」と報告しました。
また、活動交流・各地の訴えでは、「夫婦共働きでゼロ歳児の入所を申請したが、10人の枠に90人が申し込み、認可保育所に入所出来ない。認証保育所に入所したが、残業が多く時間外保育の費用を含めると払いきれず、辞めざるを得なかった」(東京・足立)「大規模化ではなく、親が安心して働き、子どもたちが健やかに過ごせる数の保育園の整備を」(大阪)「子どもを犠牲にする保育の規制緩和はダメ」(赤ちゃんの急死を考える会)、東京は「公的保育・福祉を守る東京実行委員会」から、今話題の「真田丸」軍団に扮して、小池都政のすすめる待機児童対策に対し「子どもの安全・安心を守れる認可保育所の増設を!」「子どもたちの成長には、庭とお日様を!」と訴えました。
集会では、子どものためにめざす保育のあり方について学習を深め、国の予算の大幅増額で待機児童解消、よりより保育の実施を求めていくアピールを参加者の拍手で確認しました。
集会の後は、鍛冶橋交差点まで都民にアピールしながら、元気に歩きました。