公立保育園を守り豊かな保育をめざす学習交流集会
”運動の展望を感じた”
会場から5単組が実践報告
4月21日、東京自治労連はラパスホールにて「公立保育園を守り豊かな保育をめざす学習交流集会」を開き、雨の中にもかかわらず会場いっぱいの101人が参加しました。
講演では清水玲子帝京大学教授が「保育園『民営化』が子どもにもたらすもの〜子どもたちと、とことん向き合うことで初めて見えてくる子どもの思い〜」との題で話をしました。
続いて高橋光幸自治労連保育部会事務局長が「今こそ『公立保育園の存在意義』に確信を」と題して報告をしました。
続いて今井文夫東京自治労連専門委員が、2月27日の東京自治労連中央委員会で確認した方針「公立保育園を守り、豊かな保育をめざして」を提起しました。
会場からは5単組から発言がありました。目黒区職労からは区立保育園の民営化とのたたかいと待機児童問題で、保問協や退職OGといっしょに保護者に呼びかけをしていることを発言しました。
世田谷区職労からは待機児童解消で町の反応が違ってきていること。署名が集まらないことで有名な下北沢では1時間で170筆以上集まったこと。住民のまっとうな願いを感じること。若い保育士が身を乗り出して訴えているのをみて私たちの運動に展望を感じたことなどを発言しました。
練馬保問協からは入園説明会など保護者と連携する取り組みを発言しました。
公共一般保育ユニオンは保育実践の学習と懇談を組織強化につなげている活動と非常勤保育労働者の実態調査と政策づくりを報告しました。
文京区職労は10年前に公立保育園の民営化の提案がされ、それを撤回させた教訓を報告しました。
「保育園つくり隊@杉並」の保護者は保育園・認証保育所を15回から30回回るなど「保活」の凄まじい状況と認可保育園増設を求める取り組みを報告しました。