核兵器禁止条約を力に核兵器のない平和な世界を
−原水爆禁止2017年世界大会in長崎−
原水爆禁止2017年世界大会は、8月7〜9日長崎にて、国内外から7000人の参加で開催されました。東京からは680人。東京自治労連からは、地域からの参加を含め34人が参加しました。
世界大会は、国連で核兵器禁止条約が122ヶ国の賛成で採択された中で開催されました。この禁止条約は、核兵器の開発や生産、実験、保有から使用に加え、「使用の威嚇」も禁止するとともに、核保有国が条約に参加する具体的な道筋も明らかにしています。また、この間被爆者が果たしてきた役割を高く評価し、被爆者援護も規定しています。大会では、この条約を多いに歓迎するとともに、これからの運動の最大の目標は「『核抑止力』に頼る核保有国とアメリカの『核の傘』に頼る日本政府の安全保障政策を変え、核兵器禁止条約に署名・参加させること」と訴えられました。また、この間取り組まれている「ヒバクシャ国際署名」を自治体・地域ぐるみの取り組みとして発展させていくことも提起されました。
世界大会では、様々な場面で被爆者の方の体験を聞くことが出来ました。参加した都税支部の青年は、「被爆者の方から直接お話が聞けるのは、私たちが最後かもしれない。今日も体調不良から参加出来ない被爆者の方がいた。この貴重な体験を生かしていきたい。」と語ってくれました。こうした声を力に、「ヒバクシャ国際署名」を広げ、核兵器廃絶をめざした取り組みを広げましょう。
世界大会の関連行事として、8日には、自治労連の主催で「自治体労働者平和のつどいin長崎」が開催され、全国から60人(東京から8人)が参加し、この間の取り組みの交流を行いました。また、9日早朝に行われた長崎市職員原爆犠牲者慰霊献花行動にも参加しました。