憲法をいかす自治体労働者東京連絡会6.12池袋駅頭宣伝
話し合うことが罪になる!憲法違反の共謀罪を大きくアピール
東京連絡会は、都内の広範な自治体労働者に対して憲法を守る運動への参加・協力を呼びかけ、月一回のペースで、戦争法や「共謀罪」法案の問題点などを都内の各主要駅で訴えています。
6月12日(月)夕方は、池袋駅東口で憲法宣伝行動に取り組み、地元豊島区職労の組合員を中心に全都から25人が参加しました。
どんよりした空模様でしたが、共謀罪法案の異様な審議が山場を迎えつつあるなかで、各単組の委員長らがマイクをにぎり、平成の治安維持法とも言われる共謀罪法案の危険な本質を力強く訴えました。
共謀罪は、自分は関係ないと思う人たちが監視対象になりかねない
弁士のトップバッターは東京自治労連荻原中央執行委員長が務め、「自由にモノを言う市民を委縮させ声をあげられなくする、これが共謀罪法案の狙いだ」と訴えました。
続いて、豊島区職労市川委員長は、「共謀罪は合意を罰するものであり目に見えない合意は、電話・メールなどプライバシーに立ち入った捜査によって恣意的に決めつけられる」と冤罪などが広がる危険を呼びかけました。
東水労鶴岡書記長は、国会での金田法務大臣の答弁をあげて、「ビールと弁当を持っていれば花見で、双眼鏡と地図を持っていれば共謀罪」で逮捕されてしまうという基準のあいまいさを糾弾しました。
文京区職労の内村書記次長は、森友学園や加計学園など安倍首相を取り巻く疑惑をあげて、徹底追及で安倍暴走政権にピリオドを打とうと呼びかけました。
豊島区職労の関女性部長は、共謀罪法案を成立させ、歴史を逆戻りさせることは許されない。「憲法を守れ!」の声を大きく響かせ、内心の自由を守りましょうと語りかけました。
国会会期末の18日が迫る中、共謀罪法案反対の声が広がりをみせる
池袋駅頭宣伝では、東京自治労連がオリジナルチラシ入りポケットティッシュを700個以上用意しましたが、わずか20分足らずで無くなってしまうほど、道行く人たちの反響がありました。
足を止めて弁士の訴えを聞いていた青年は、「共謀罪ってなんですか」と尋ねてきました。
「犯罪について話し合って、頷いただけで罪に問われてしまう悪法」と答えると、「そんな法律が出来たら大変ですね。ぜひ署名をさせて下さい」と、自ら署名をし「頑張って下さい」とエールを送ってくれました。
共謀罪法案をめぐり国会が緊迫の度を増しています。「共謀罪法案に反対する緊急統一署名」が153万4500を超える人から寄せられているなかで、民意を無視して審議が尽くされないまま強行採決されてしまう危険性がましてきました。
6月13日(火)から「高原闘争」として、連日国会包囲行動が提起されています。「共謀罪法案強行採決絶対反対」「加計学園疑惑徹底追及」の怒りの声で国会を大きく包囲していきましょう。
【当面の国会包囲行動の日程】
1.6月13日(火)12:00〜13:00 議員会館前行動
13:30〜16:00 議員会館前座り込み
18:30〜19:30 野音集会・銀座デモ
2.6月14日(水)12:00〜13:00 議員会館前行動
13:30〜16:00 議員会館前座り込み
18:30〜19:30 議員会館前行動
3.6月15日(木)12:00〜13:00 議員会館前行動
13:30〜16:00 議員会館前座り込み
18:30〜19:30 議員会館前行動
4.6月16日(金)12:00〜13:00 議員会館前行動
13:30〜16:00 議員会館前座り込み
18:30〜19:30 議員会館前行動
5.6月19日(月)18:30〜20:00 国会正門南庭前