11.22足立憲法キャラバン「人権が守れなければ平和はない!」
〜 人権擁護に力点をおいた研修で、職員の平和・人権教育をおこなっていく 〜
東京自治労連「憲法キャラバン」は、11月22日に足立区役所を訪問し、憲法を行政に生かしていくことを柱に懇談を行いました。
東京自治労連から堀内書記次長・岡部専門委員・梶書記、足立区職労鈴木委員長。足立区当局からは大山総務部長、真鍋総務課長が参加し、計6人の懇談となりました。
はじめに、堀内書記次長が東京での憲法キャラバンの概要を話し、昨年秋から10区25市3町1村の自治体を訪問し、憲法を尊重し住民福祉の増進を図っていく自治体の立場から、現政権による憲法改正の問題について意見交換を行ってきたこと。16年度中に都内全ての自治体を訪問することを目標に取り組みをすすめていることなどを説明しました。
大山総務部長から、「地方公務員の立場として憲法擁護義務がある。現行憲法に沿って区政運営をしていかなければならない。」と回答がありました。
憲法改正については、「国政の問題なので総務部長・課長の立場ではコメントできない」としながらも、戦時中に足立で空襲があったことから二度と戦争を起こさせないために戦争体験者の「語り部」を継承し、一人でも多くの区民に戦争の悲惨さを知ってもらう行事を行っているそうです。
また、さまざまな人権問題を解消していくための啓発活動を積極的に行っていること。職員に対しても4年に1度新たなテーマを決めて人権についての研修を行っていることなどをお話しいただきました。
最後に大山総務部長から「立場は違うけれども、平和に対する思いは同じです」と力強い言葉を受け、30分以上にわたる懇談を終えました。