原水爆禁止2014年世界大会・広島
核兵器廃絶へ決意新たに
東京自治労連から56人参加
原水爆禁止2014年世界大会・広島が8月4日〜6日まで広島市で開かれました。海外代表を含め、7000人が参加し、東京自治労連からも56名が参加しました。
4日、開会総会では、国民平和大行進を通しで行進した方々や、全国各地で行動する人たちが壇上で発言した後、全労連の小田川議長が開会を宣言し、冨田国際会議宣言起草委員長が「今こそすべての人たちが決断と勇気をもって立ち上がる時だ」と主催者報告しました。
5日、様々な分科会において各地での運動の交流が行われた後、「第37回自治体労働者・平和のつどい」が開催されました。記念講演で佐久間邦彦さん(被爆者・広島県被団協)は自身の被爆体験をもとに、原爆被害の実相を語り、「被爆者が生きている間に核廃絶を」と訴えました。参加者からは「広島出身で、わかっているつもりだったが、被爆者の生の声をきくと、まだ、わかってないと思った。」などの感想がありました。
6日、原爆投下から69年がたったこの日、平和祈念式典が開かれ、犠牲者を追悼。閉会集会では、被爆70年で核不拡散条約(NPT)再検討会議がニューヨークで行われることに向けて、「核兵器廃絶への決定的な転機に」しようと「広島決議」が採択され閉幕しました。
原水禁世界大会に参加して
自治労連都庁職教育庁支部 森口歩さん
「非核平和のアジアを」分科会に参加して、各国の方々の発言を聞きました。韓国の方の話で、北朝鮮と南朝鮮の戦争は、休戦状態だということを忘れかけていることに気づかされました。プレゼンの話を聞いて、今、日本は、集団的自衛権を進めているが、世界を見ると・・・。勉強不足なことがあるので、これからも勉強していきたい。
自治労連直属支部 高田真理子さん
「核兵器廃絶とくらし」分科会で、二宮厚美先生の話を聞きました。憲法前文と9条、25条一体のものとして、守って、保障していくことが大切だと話していました。自身の生活も困難な中では、政治や社会の動きに目を向けられないという指摘もあり納得する話が多かったです。
今回、被爆者の方や平和運動に携わる多くの方の話を聞き、私も運動に関わっていきたいと思いました。
江東区職労 松岡清継さん
今日の分科会で、被爆者の方から話を聞きました。「子供の結婚が心配で、(被爆の)申請をしなかった。」、「孫が生まれると、差別されるのではないかと心配している。」など、残されたものの悲劇があると思いました。実際に体験した人から、聞くこと、特に今の比較的若い世代が聞くことが大事。できるだけ、共有して、風化しないようにしていきたい。