憲法をいかす自治体労働者東京連絡会 憲法講演会
集団的自衛権行使容認は絶対許せない
憲法無視の危険な本質
東京新聞論説委員 半田滋さんが講演
安倍政権が国民多数の声を無視し、集団的自衛権行使容認の閣議決定を強行した4日前の6月27日、憲法をいかす自治体労働者東京連絡会主催の憲法講演会が都庁職大会議室で開催され、72名の参加で成功しました。
講演は「集団的自衛権のトリック」と題し、講師には東京新聞論説兼編集委員の半田滋さんを迎えて行われました。半田さんは長年に渡る日本の防衛を取材してきた豊富な知識をもとに、実にリアルな話を展開し、いま政府や自衛隊で何が議論されているのか。憲法をないがしろにする集団的自衛権の内容には説明のつかない大きな矛盾が隠されているという危険な本質があるということ、そして安倍政権の改憲策動には、明文改憲、解釈改憲とともに社会保障・教育、公務員制度などの改悪を通じた「改憲実態づくり」という安倍首相の本質と実態があることを説明しました。自らの取材体験を交えたお話は、立憲主義否定の安倍内閣の反動制を非常に分かりやすく理解できるものでした。
集会は最後に、連絡会として集団的自衛権の行使容認は絶対に許してはならない、憲法を守れとの思いをもって取り組むためのアピールを確認して終了しました。