東日本大震災と福島第1原発事故から2年 反原発集会やデモに4万人が参加
3月10日、原発をなくす全国連絡会と首都圏反原発連合による大規模な集会や国会請願デモが日比谷公園、国会前、霞が関一帯で行われ、のべ4万人が参加しました。
東日本大震災と福島第1原発事故から2年。参加者は「原発いらない」「再稼働反対」と声を上げて、原発ゼロを強く訴えました。
午前11時からの日比谷公園の集会では、反原連のミサオ・レッドウルフさんが「世論をさらに盛り上げ、今年を原発ゼロ元年にするために一丸となりましょう。」と発言。午後1時からの日比谷野外音楽堂での集会では、全国連絡会の長瀬文雄さん、落合恵子さんがそれぞれスピーチをしました。
国会請願デモでは煙霧と強風の中、ドラム隊を先頭に2時間にもおよぶ行進を行いました。
反原連の大行動には「さようなら原発1000万人アクション」「脱原発世界会議」「原発をなくす全国連絡会」「経産省前テントひろば」「再稼働反対!全国アクション」の5団体が協力しました。
反原発への思いを一言
東京自治労連の単組・支部から大勢の参加がありました。参加者からの声を紹介します。
自治労連東水労の横山さん
「毎週金曜日の首相官邸前のデモや国会包囲行動には20回くらい参加している。広島や長崎と同じでみんな犠牲になっていくことはつらい。原発労働者も被爆しているだろう。ピンハネされて安い賃金で働かされているのに被爆したのではたまらないと思う」
自治労連都庁職衛生局支部の佐久間さん
「原発は私達の未来にとってとりかえしのつかない禍根になると痛感しています。この問題は、福島の問題ではなく私たち共通の課題です。原発推進の安倍政権の姿勢にNOの意志表示をみんなでしていかないと大変なことになるのではと心配です」
世田谷区職労の加瀬田さん
「大飯原発が再稼働されてから毎週国会前の反原発デモに参加している。原発はありえないということを自分自身で示さないといけないと思っている。原発に守られている生活は絶対にいやです」
江東区職労の玉田さん
「昨年も3、4回参加している。世の中原発がなくても電力は足りている。福島の人たちが普通の生活をできるようにしてもらいたい。3.11は絶対に忘れてはならない。これからの未来のため、子どもたちの将来のためにも原発事故は繰り返してはならない」