ストレスチェック制度学習会開催
いの健東京センター 門田事務局次長の講演
5月22日、東京自治労連労働安全衛生活動推進委員会は都庁大会議室にて、ストレスチェック制度学習会を開催しました。
講師として、いの健東京センター事務局次長の門田裕志さんが「ストレスチェック制度 こう実施します」と題した講演を行いました。はじめに門田さんは「ストレスチェック制度は職場の精神疾患者のあぶり出しをするものではない。労働者のメンタルヘルス不調の未然防止、いわゆる一次予防を主な目的としなければならない」と話しました。そのうえで、ストレスチェック制度の創設に至る経緯、ストレスチェック実施の流れ、回答用紙の回収や医師との面談についてなどのプライバシーの問題など、パワーポイントを使用しながら丁寧に説明をしました。
講演後、5人の方からそれぞれの職場でおきている問題について質問がありました。それに対し門田さんは、「ストレスチェック制度はまだ始まったばかり。実施していく中で成功例と失敗例を分析し、それをいかしていくことが大事である」と答えました。
最後に、梶労働安全衛生活動推進委員会事務局長から「ストレスチェック制度は当局側から悪意をもって利用される可能性があるが、労働者側・当局側双方にとってプラスになるという二面性がある。今日の学習会で得た知識や共有した情報を職場でいかしていきましょう」とまとめました。