働きやすい職場づくりを大切に
東京自治労連第11回労安集会開催
労安活動をすすめる体制と方針の確立を
全体会
東京自治労連第11回労働安全衛生活動交流集会が9月8日、豊島区民センターで開催されました。開会あいさつでは西野実行委員長が労働安全衛生活動の重要性について訴えました。
続いて喜入事務局長が基調報告を行い、労働者や自治体・公務公共関係労働者の健康と安全の実態、厚労省の「パワハラ提言」などに触れ、労働安全衛生活動をすすめる体制と方針の確立を呼びかけました。
ディーセント・ライフ実現できる働き方必要
記念講演では、いのちと健康を守る全国センター理事で産業医の阿部眞雄先生が、「労働安全衛生活動(労安)の進め方、労安活動のススメ」と題して話をしました。
「働きやすい職場づくり」が大切であることを強調し、労働安全衛生法を学んで活動すること。まず職場の状態を調査し、問題点と改善方法を審議し、実施計画を明らかにして、事後の評価を行う、というよう取り組むことが大切であるということ。
また、ディーセント・ライフが実現できる働き方が必要で、居場所感、役割感、成果感を感じる職場づくりの大切さについて語られました。
委託職場の情報提供を勝ち取った職場も
健康アンケート中間報告では、厚労省調査より東京自治労連組合員の健康状態が悪いこと、睡眠時間が少なく疾病リスクが高いことが報告されました。
特別報告では最初に保育部会の中川トモ子常任幹事から、職場点検チェックリストの全職場での実施、腰痛対策の方針とリーフレットを活用した取り組み、保育園看護師の対応などについて報告がされました。
次いで世田谷区職労の安田直美副委員長から学習と活動交流会を開催し、職場での問題を共有化することで活動が前進したこと、委員会で委託先の情報がなかったので資料提供を求めたところ、委託先での問題が明らかになったという報告がされました。
午後は5分科会、1講座に分かれて交流を行いました。