各位
東京自治体労働組合総連合
中央執行委員長 矢吹 義則
2021年度東京都の予算分析のご案内
日頃のご活躍に敬意を表します。
さて、東京自治労連が毎年作成しております。「東京都の予算分析」2021年度版が出来ました。
2期目となった小池都政初の2021年度一般会計予算は、2020東京オリンピック大会後の首都東京の未来予想図「『末来の東京』戦略」(案)に沿って、 昨年発表した「『未来の東京』戦略ビジョン」を、「コロナ禍」で明らかになった変化を踏まえ、@100%クリーンエネルギー、ゼロエミッションを実現 A最先端のデジタルテクノロジーを実装 Bグリーンファイナンスを活用したプロジェクトの展開 Cサステナブルな都市・交通ネットワークの充実を主要な「戦略」の柱として、さらにバージョンアップし、その実現にむけた予算として編成したものです。しかし、この「戦略」は、従来からのDX推進、教育のICT化、アジアーの国際金融都市の展開や、外環道、特定整備路線など従来型の開発を進めることを掲げる一方、コロナ禍で生じた新たな課題に応えるとしてコロナ禍対策を設定しましたが、克服対策が極めて不十分なまま、「感染症に打ち勝つ」という目標が独り歩きしています。この「戦略」からは、都民が暮らしている姿は見えません。誰のために、何を大 切にする都政なのかが間われています。
今、市民と野党の共同が大きく広がるもとで、さらに、共同の運動を広げ、貧困と格差の解消など、都民のくらしを具体的に改善する取り組みを強め、自治体行政の民主的転換をめざすことが求められています。
このパンフレットが、東京都の予算を理解し、今後の運動方向を探る一助になれば幸いです。
デジタル機器を整備した「未来型オフィス」の事業所が指向されていますが、コロナ禍で明らかになったのは、業務にあたる人員とくに、保健師の不足です。東京都は、2021年度は、5カ所で11名の増員を図りましたが、まだまだ不十分です。
―2021年度 東京都の予算分析―
T・内容
- 総論
・『新型コロナ』対策よりも、経済・軍事優先の菅内閣2021年度政府予算と
経団連『。新成長戦略』
・都政をめぐる情勢について―国・財界に追随する小池都政―
- 2021年度東京都予算分析
歳入
歳出 DX・Society5.0を中心に取り組む都政改革 - 各分野別予算の特徴と問題点について
@福祉保健局
A病院経営本部
B農林水産業分野
C中小商工業分野
D港湾局〜不要不急のカジノとコンテナ埠頭新設〜
E住宅政策本部〜コロナ禍での新たな「住宅危機」の解決〜
F建設局
G水道局・下水道局関係
H生活文化局
I教育関係
Jオリンピック・パラリンピック関係
U 販価 300円
V 問合せ 東京自治労連 政策社会保障部
TEL 03−5940−7951
FAX 03−5940−7957
E-mail chinsha@tokyo-jichiroren.org