2017年 憲法を実現し要求を前進させる年に
東京自治労連中央執行委員長 荻原 淳
組合員の皆さん新年おめでとうございます。東京自治労連へのご支援に感謝します。
憲法施行70年、憲法を守り生かせるか問われる年です。「二度と戦争に協力しない」と誓った自治体労働者・労働組合の原点を忘れず、地域住民の人権を守る運動を広げましょう。
安倍政権は、安保関連法を本格発動し、改憲への動きを強め、総選挙も狙っています。消費税増税、社会保障解体、米軍新基地建設や原発再稼働を進め、アベノミクスで貧困と格差を拡大しています。しかし、安倍政権の強権政治と対決する野党共闘、市民との共同が大きく広がっています。憲法を実現する政治、国民を大切にする経済に転換するため力を合わせましょう。
都政では、築地市場の豊洲移転、オリンピック経費、都立広尾病院の移転など、都民要求に基づき抜本的見直しが必要です。小池知事の「都政改革」で都職員や労働組合への対応も厳しさを増しています。6月の都議選は、切実な都民要求の実現、都民福祉増進を担う職場・職員の要求前進が問われます。
17国民春闘では、大幅賃上げ・底上げ、雇用改善など要求実現とともに、住民生活を守るために、住民との共同・共闘を広げ、予算・人員要求を前進させ、組合を強化・拡大しましょう。自治体構造改革、公的サービス産業化など行政の変質や「働き方改革」を許さず、働きがいをもって住民のための仕事に頑張るため、職場から取り組みを強めましょう。
皆さんの仕事とくらしの充実を祈念し、組合へのご協力をお願いし挨拶とします。